こんにちは!ウルトラトレイルランナー鍼灸師のかずき(@kazu.runlog)です!
かずき
普段は東京都千代田区の神田エリアにある治療院「しらとりスポーツサポート」にてマッサージや鍼治療、ランニングレッスンを担当しています!
2022年出場レース中、自分にとてもインパクトのあった信越五岳トレイルラン100マイルのペーサーを経験の記録をようやく執筆できる余裕が出来ました(;^ω^)レースから半年以上経過していますがその当時残した記録や記憶を蘇らせながら記事にしています。
本当だったら早くまとめたかったところね(;^_^A
さっちゃん
なお、自分自身とっての信越五岳は選手としてチャレンジした2019年大会以来、2回目となります。
かずき
この時のペーサーはさっちゃんでした!
これまで準備編や移動編はまとめていますので、こちらも併せて読んでいただけると話がわかりやすいと思います!
かずき
ウルトラトレイルランナーかずき(@kazu.runlog)です。
JR神田駅から900mの「しらとりスポーツサポート」にてマッサージ・鍼治療・ランニングレッスンを担当しています。
さち(@runninghigh42.195)です!
友達からは「さっちゃん」と呼ばれています(^^)/
フルマラソンサブエガ(2時間50分切り)と各種トレイルラン大会で上位入賞を目指して、楽しく走り回っています!
さっちゃん
目次
ペーサーとして心掛けていたこと
2019年大会に出場した際、ペーサーさっちゃんに「こんなこともしてもらえていたら、+αが出たよな~」と感じたことは全部やろう!と思っていました。
かずき
正直、あの時はラストの引っ張り以外はまともにしてもらった記憶がありません。。苦笑
- エネルギー&ミネラルの補給
- 暑さ、寒さの影響の有無
- 眠気の有無
- 走りのリズム&ペース&息遣い
- 現状の走りとペース表や制限時間の比較(タイムマネジメント)
かずき
これらにプラスしてサポーターへの連絡もおこないました!
その中で最も気にしないといけないと思っていたことは「補給漏れ」を無くすことです!
確かに、2日目に入るとボケーとして補給しそびれることあるもんね。。
さっちゃん
かずき
エネルギー切れは低体温はもちろん、注意力の低下や眠気を誘発しますからね。。
選手の補給ペースにもよりますが、少なくとも40分~1時間に1回ぐらいは確認する方がいいとは思います。
アラームを鳴らしてとかもアリかもね!
さっちゃん
あとは状況に応じてやることは増えていきますが、大会までに一緒に練習していたことを思い出しながらいけば大丈夫かなーと思っていきました。
かずき
大会前までに選手と一緒に走る機会を設けておくことはマストだと思います。
この一緒に走る練習を通して、走りの強みと弱みをしっかり把握し、走りやすいリズムや補給のことなどを共有しておきます!
一緒に走らないとわからないことって結構あるものね。
さっちゃん
また、レース当日に選手の質問されやすいことはイメージしておき、場合によってはメモを用意しておくとキャッチボールがラクかな、と思います。
かずき
エイドまでの距離は?とか、登りは残りどれくらい?は聞かれやすいと思います。
オススメはスマホのロック画面にペースチャート表を表示させるか、ラミネート処理しておいたペースペースチャートや高低図の所持が手軽でラクです。
かずき
このチャート表は選手と同じモノを用意しておくことが大事です!
レース中の様子
100マイルペーサーは101km地点・黒姫エイドから合流します。
まずは黒姫まで!と思いながら走りました。
ユリさん
黒姫→笹ヶ峰
黒姫エイド直後はゲレンデの登り。ペーサーは元気ですが、選手は101km走破して疲労した状態で合流することを念頭に置いて走り出しましょう!
かずき
元気なら走れそうな登りですが、走られたら選手はツラい方がほとんどかと思います😅
なお、この登りをボクが選手で走った2019年大会の時、当時のペーサーさっちゃんは空気を読まずに駆け上がろうとしたのはさすがに有り得ないと思ってます(笑)
テンション上がって勢いよく走り出しちゃっただけですよー(笑)
さっちゃん
ここをペーサーで改めて通過した時、やっぱり走るもんじゃない!と再確認。。。
さっちゃん、さすがだと思います(笑)
ユリさん
ゲレンデを抜けると長い林道の登りパートがスタート!走れる方は一気に稼ぎたいところですが、ウチはひたすら速歩きに徹します!(※速歩きでも前の選手を抜く方が圧倒的に多かったです)
かずき
ユリさんは淡々と登るパートに強いので、ここで自信持って進んで貰えればと思っていました!
焦るユリさん
ここまで1人で奮闘してきた様子を聞きながら長い林道の気を紛らせようと思っていたのだけど、どうも落ち着きがないユリさん。。というか、長年付き合いあるけど、ここまで半泣きで動揺してるユリさんを見たことがない?!
完走できる?大丈夫?!と心配でした🥹
ユリさん
かずき
当初組んだタイムチャートよりは若干の遅れはあったけど、許容範囲なんだけどなぁ。。。
あとあと振り返ってみると、黒姫まで間に合わなかったらどうしよう、、、ってのがプレッシャーになっていたのかも?
だって、黒姫の関門に間に合わなくてペーサーの出番ないこともあるか聞いたこともあったし💦
ユリさん
時間に余裕はあっても精神的な動揺大きい状態では余計な消耗を招くので、まずは落ち着いてもらおうと思いました。。
かずき
大丈夫、このままで全く問題ないから!
たぶん、このコトバはこの林道で何回も発した気がします😅
とはいえ、実感が湧かないとなかなか冷静にはなれないよね。。
さっちゃん
事実、黒姫までの途中で㌔9分がやっとだったところもあったんだもん💦
ユリさん
一応断りを入れておくと、万が一このペースが間に合わなそうだったら急かすのは言うまでもなく………😅
かずき
なお、このときのペースは前を進む選手を何人も抜いているほどイイペースです🙄
この時にふと思ったのが、現時点での順位すら把握していないな、、、ということ。(黒姫エイド出発時で女性18位)
かずき
この時のペースを最後まで維持できれば30時間台でゴールできる可能性があったと思っています。
あまり順位のことは道中話すつもりはなかったのですが、これまでの走りには自信持って進んでほしかったので思わず叫ぶように喝をいれてしまいました。
かずき
ユリさん、これまで順位知ってる?黒姫まで18位で来たんだよ?!もっと自分の走りに自信持ちなさい!!
えぇ?!えぇ?!!えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!(この時、自分が1番ビックリしたかも。。。笑)
ユリさん
なお、林道で一時的に順位は上がっていたので、この話をした瞬間で言えば15番手ぐらいだったかもしれません(^0^;)
最大の試練がスタート
こんなやりとりがあって無事?落ち着き出したユリさん。このまま順調に行けるか、と思ったのも束の間。。ここから試練の時間が始まりを告げます。。。
かずき
林道の先は下り基調のトレイルが続いて、集中しないと危ないところも通るから、少し早めにエネルギー補給しておこうか!
今、歯が痛くてジェル摂りたくない。。。
ユリさん
かずき
あれ、黒姫前の池の平エイドで歯磨いてスッキリしておく予定じゃなかったっけ???
このとき感じた違和感が徐々にイヤな方向を予想していきます。。
かずき
ジェルとか甘いやつじゃなくてイイよ!固形物あるよね??
今、ジェル以外の固形物全然ない💦
ユリさん
かずき
待てよ、、ユリさんって元々ジェル多用するタイプではなかったような。。。。
ここで更に違和感が強くなります。。何気なく探りを兼ねてこんな事も聞きました。
かずき
これまでのエイドで色々あったよね?何が一番美味しかった??
時間が惜しくて、エイド食は見向きもしないで来ちゃった💦
ユリさん
話を少し戻すと、ユリさんの合流前にサポーターのジュンジさんとやりとりした際、エイドではモリモリ元気に食べてたって話を聞いてたから安心していたけど、エイド食は全然摂ってなかったとは……🙄
かずき
ここまでの補給は何を中心に摂ってた??
ここまで手早く摂れるジェルばかり摂ってきた💦
ユリさん
普段やらないジェル中心の補給を続けていて、見た目以上に身体の中ではダメージ受けてる印象を持ちました。
一晩超えると色々影響出てくるかもね。。
さっちゃん
まだ次の笹ヶ峰エイドまでは1時間以上かかる場所。この時はまだ補給出来そうだったけど、いつ補給出来なくなるかわからなそうだ、、、と感じました。
かずき
ユリさんは痩せ型でエネルギーの蓄えができるタイプではないと思いますので、元々こまめな補給がカギだと思っていました。
ここで補給できなくなってエネルギー切れになったら動けなくなるのは明白。。完全に補給不能なる前に何でもいいから摂らせないと、、という判断に至ります。
かずき
この状況にはユリさん以上にボクの方が焦っていたかもしれません😅
本当は塩っ気のある固形物を少しずつ摂ってもらうのが良かったと思いますが、残念ながらちょうどイイものは手元になく………💦(甘いモノばっかりでした😓)
選手にあげられるように、何か準備しておけば良かったね💦
さっちゃん
ないものは仕方ないので、今あるモノで対処するしかありません。とにかくこまめに補給してもらって、行動不能にならないように気を付けます。
かずき
無茶振り承知で、色々お願いしました!
- ジェル小分けに飲み込んで!(噛まなきゃ歯に滲みないハズ)
- ラムネ舐めて!(ラムネは溶ける)
- 時々飴舐めて唾液出させておいて!(唾液出さなかったら消化不良行きになる)
ホント色々と無茶なコト言ってる……🙄(私はこんなコト言えないや。。。)
さっちゃん
とはいえ、この時のことを今振り返ると「色々無茶言ってごめんなさい」って感じです🙇苦笑
かずき
とりあえずサポーターが待つ笹ヶ峰エイドまで連れて行かなければって感じです😅
ひたすら登ってきた林道が終わると運が悪いと渋滞する可能性がある吊り橋まで下っていきます。ここのトレイルは少し危ない下りが挟みます。ここでエネルギー切れになっていると危険という考えがあったので、早めに補給させたかったのです。。。
かずき
吊り橋渡る頃にはかなり消耗が大きくなってた気がします🙄
吊り橋を渡ると急登があります。この登りを越えればだいぶラクになるのですが、エネルギーが切れてきた影響が出始めたか、足取りが重くなってきました。
かずき
本当は無理矢理でもエネルギー摂って欲しかったけど、それは厳しそうな感じでした。
状況が悪くなってきて早めにサポーターに連絡を取りたかったのですが、残念ながら吊り橋前後は圏外エリアです🙄
連絡を取るにも先に進むしかない状況だね😅
さっちゃん
登りが終わると比較的走れるトレイルが続きます。エネルギー切れ寸前のキツイ状況でしたが、ペースダウンして体温下がったら進めなくなるのでココは無理を承知で走ってもらいました。
もう無心でついて行きました。。
ユリさん
電波が入るトコロまで来たらサポーターへ連絡です📱(エイドまであと2kmぐらいのところでは電波入ったみたいです)
かずき
レース中の連絡はメッセージを打つだけでなく、ボイスメッセージも活用していました!
確かに、ボイスメッセージは要望伝えるのに走りながらでも出来るね!!
さっちゃん
しばらく進むと妙に騒がしい感じがしてきて、エイドが近いのかな?!と思いました🥹
かずき
エイドが見えた時はユリさん以上にボクがホッとしていた気がします😅
笹ヶ峰→西登山口
エイドに到着すると、ゼッケンナンバーだけでなく選手とペーサーの名前も読み上げてくれました!
名前を呼んでもらうと直接応援してもらってる感じがするね!!
さっちゃん
笹ヶ峰エイドは110kmの部のペーサースタートポイントでもあるので、集まっている人の多さはココが一番かもしれません。エイドの入口でサポータージュンジさんと合流します。
かずき
エイドを見渡すと、まだボリュームゾーンよりはかなり前にいる様子でした。
エイドに着いたらユリさんにはトイレに寄ってもらうついでに歯磨きもしてもらいました。
口の中がスッキリすると気分転換にもなるよね!
さっちゃん
その間にエイドでの自分自身の補給や水分の補充、そしてユリさんが食べれそうなモノをピックアップします!
かずき
…と言っても、食べられるモノは本人にしかわからないので、エイド食全部少しずつ掻き集めておきました😅
ユリさんと合流したら少し補給して貰い、一度寝てもらいます😪
この時「寝ちゃダメ!」って言われたらどうしようかと思ってました🥹
ユリさん
かずき
そこまで鬼じゃないけど💦苦笑
でも、私は2019UTMFで言われたことある(笑)
さっちゃん
休憩中に気を付けたこと
横になって寝る際、身体を冷やさないことが大切です!上を羽織ることはもちろんですが、脚が冷えるのも非常に良くないです!脚にはシェルでも何でもイイのでかけてあげましょう!
短パンだから横になったら冷えちゃうもんね!
さっちゃん
かずき
必要に応じて着替えをしてもらうのもイイかもしれませんね。
何分寝てもらったかあまり憶えていませんが、起きたら再び補給食を食べてもらいます。その時に即座になくなったのは笹ヶ峰エイド特製カレー?!
かずき
あれ?!ここに置いてたカレーってどうした?
さっき飲んだよ!!
ユリさん
やっぱり、カレーは飲み物!!(笑)
さっちゃん
胃腸やられてもカレーが補給できたのは大きかったですね!おかわりしたら再び横になってもらいました。
エイド出発の準備
しっかり補給できたので、ここから先に進めると確信できました!あとはどのタイミングで出発するかの見極めです。
信越五岳は制限時間が厳しいから長時間の休憩は難しいものね。。。
さっちゃん
とはいえ、ここまでの貯金があったのでかなり休めました!
かずき
エイド到着時刻は14:57で、これから夕方に向かって気温が下がって時間帯。夕方までエイドに滞在していると身体の冷えを誘って動けなくなると判断し、15:30には起こして出発の準備をしてもらいました。
次サポートが入れる戸隠エイドまでは約30kmの距離があります。途中エイドはありますが、戸隠までの行動食をしっかり確保しておく必要があります。
途中のエイド提供品が100%摂れるとは限らないもんね。
さっちゃん
ユリさんのザックの中にある摂れないジェル系補給食は全部置いていくことにし、摂れそうな固形物やパウチ系の補給食を詰め直します。
かずき
この先の補給の生命線になったのは「モルテン」でした!
「モルテン」はよく使っていて、個人的にとても相性がイイです!
ユリさん
確か、ユリさんの所持していた2本の500mlソフトフラスクうち、1本はモルテンにしていたと思います。
水分補給しながらエネルギー摂れるのはイイね!
さっちゃん
出発前にホットカフェラテを飲んでもらい、軽くカフェインも注入☕
カフェラテ飲むと元気になるのです!!
ユリさん
完全回復していない中でエイドを出発するのは不安だったかと思いますが、ゴールを目指すにはドコかのタイミングで出発するしかありません。ゴールを目指すために、意を決してもらって前へ進み出しました!
かずき
まずは戸隠までしっかり送り届けなければ、と思いました!
笹ヶ峰エイドを出発すると、しばらく走れるコースが続きます。最初は速歩きからスタートし、走れる範囲で走っていきます。
かずき
走れると身体も温まるので、眠気も飛ぶとは思います。
誤算だったのはしっかり食べて身体が動いてきたことで、腸も活性化してきたこと😓笹ヶ峰エイドで補給出来たのもあったのですが、トイレが近くなってしまうというまさかの展開に。。
かずき
さすがにエイド以外のトイレポイントは把握しきれてなかったです💦
なお、大会受付の際に貰えそう大会MAPにはトイレ情報も記載されているので、走り出す前に見ておくといいかもしれません。
途中でトイレを発見したら立ち寄ってもらい、その間に現在地の確認やエイドまでどれくらいかかるかの予想など、合間の時間にこの先のことをイメージしておきます。
細かいことも色々してたんだね(°°;)
さっちゃん
かずき
この待っている間に100マイルの選手だけでなく、110kmの選手も通過していきました。
合流後は走れるところを淡々と走って進みます。乙見湖付近の階段を登るとトレイルに入るのですが、ココで雨に降られる事態に。。。。(すぐおさまったけど。。。)
かずき
ユリさんは元々寒いのが苦手なので、身体が冷えないとイイなぁ、、、と思っていたのですぐやんで助かりました!
西登山口エイドに「トイレなし」情報
林道に出たところにスタッフがいました。
次のエイドにはトイレがないので、ココにあるトイレに寄ってください!
スタッフ
ユリさんに尋ねたところ「大丈夫!」ってことだったので、先を急ぎます。(この判断ミスからのちに再び事件が起こる。。)徐々に日没が近付いてきたので「陽が落ちる前には西登山口エイドには着きたい!」と思っていました。
かずき
ボクはすぐライトを取り出せるようにウェストベルトに収納していましたが、選手はザックの中から取り出す状況になっていると思うので、できる限り作業はエイドでしたいところです!
個人的にオススメはコンプレスポーツの「フリーベルトプロです!(もちろん、この日も使用していました!)
林道ではユリさんお得意の淡々と進むパワーが復活!これまでのロスをアッサリ帳消し、制限時間に余裕を持てるタイムに復活します!
胃腸が落ち着いていれば、林道はしっかりプッシュすることが出来ました!
ユリさん
エイド手前2kmぐらいから薄暗くなってきたので、ボクのライトだけ点灯!ユリさんのは使わず無事エイドに到着しました!
西登山口→大橋林道
西登山口はウォーターエイドで計測はありませんでした!基本は水しかないので、エネルギー補給は大橋林道に行かないと出来ませんので要注意です!
2019年の時はホット粉飴を貰えた気がするけど、このときはなかったんだね!
さっちゃん
林道に設置してあるエイドというのもありますが、だいぶ混雑してきたなぁ、、、という印象でした。
かずき
この先は110kmの選手とも共走することになると思いました。
事件勃発
エイド着くや否や事件勃発!!( ゚Д゚)ユリさんが「トイレ行きたい!」と(゜o゜; ちょっと前に「エイドにトイレないよ!」って話してたのに。。。苦笑
かずき
この時悟ったのが、声掛け内容を全部アタマで把握して返事をしているわけではない、ってことです😓
そりゃー、眠くなったりで消耗してるから、とりあえず返事だけしてたって感じだったのかもね😅
さっちゃん
次あるトイレは6km先の大橋林道エイドです😅(本当にダメになったら携帯トイレを使ってもらうしかない。。。苦笑)
とはいえ、何も補給せずにはこの先の登り(※西登山口からは登りトレイルが続きます)は越えられない。持ってきた補給食で補給してもらいます。
かずき
ダメ元でエイドスタッフに「お湯ありませんか?」と尋ねたら貰うことが出来ました!
ここでミニサーモスにお湯を貰って持参していたスティックを使い、ホットカフェラテを準備。ユリさんには持参してきたパウンドケーキを温かいモノを飲んで貰いながら補給してもらいました!
パウンドケーキはロングレースで携帯して補給しています!
ユリさん
ここだけ見ると、レース中の優雅なスイーツタイムに見える(笑)
さっちゃん
なお、ステックタイプのコーヒー系アイテムは携帯しやすいので眠気対策にもイイかなって思っています!
この先ミニサーモスを活用して随時温かいモノを補給できる状況にします!
私も胃腸やられた際は白湯に助けられたことがあります!
さっちゃん
寒いのが苦手な方や胃腸弱い方はサーモス携帯してエイドでお湯をもらう作戦は本当にオススメです!
あとはユリさんのライト準備を手伝います。
かずき
ペーサーがザックから取り出せば、選手がザックを下ろす手間なく準備できます!
ペーサーに取り出してもらいそうなモノは取り出しやすい場所に収納しておくとスムーズだと思います。
ライト以外だとシェルの出し入れする機会がありそう!
さっちゃん
準備が出来たらエイドを出発!エイド計測がなかったので、出発してからサポータージュンジさんに出発報告メッセージも忘れずに行ないます。
状況報告は大事だね!
さっちゃん
ナイトパートに突入
エイド出発後はトレイルの登りが続きます。ツラいパートですが、淡々と登っていきます!
かずき
このあたりは集団になっていました!
登り出してしばらくは薄暗い程度だったのでほとんど集団のライトで進めましたが、徐々に暗くなっていき100マイルの選手にとっては2回目の夜を迎えます🔦
かずき
眠気を誘いやすい時間帯になってくるので、注意が必要です。
しかしココは強いユリさん。2019年のボク自身はこの登りで睡魔にもやられてたから超苦戦して登った記憶しかないのですが、淡々と登っていく姿は非常に力強かったです!
登りはしっかりプッシュできるイメージは持てていました!
ユリさん
しかし、下りに入ると状況は一変。。脚云々以上に振動がお腹に響きそっちが厳しいと。。。下っていくと次第に走りやすい林道に変わっていくのですが状況は厳しいまま。。本来気持ち良く走れるパートを全く走れない展開になってしまったのは誤算でした。。。
かずき
さっきまで一緒にいたランナーが走って先に行かれてしまう状況は精神的にもツラかったと思います。。
大橋林道までは「とにかく止まらない!」ってことだけは死守して進みました!
止まらなければいつかはエイドに辿り着く!!
さっちゃん
大橋林道→戸隠
大橋林道に到着すると選手で大混雑!!いよいよボリュームゾーンにいるのかな、と感じました。
100マイルと110kmの両方の選手が集結してるって思うとスゴイんだろうなって思います。。。
さっちゃん
かずき
補給やトイレの時に、ユリさんと逸れるんじゃないかと本気で思いました😓苦笑
それは絶対にないから!!笑
ユリさん
エイドに到着したらユリさんからザックを預かってトイレに行ってもらいます。ゴミを捨てたりミニサーモスにお湯を入れたり、スープを貰ったりして色々準備しておきます。そして、無事逸れることなく合流(笑)
問題なかったでしょ!笑
ユリさん
ユリさんにはスープでしっかりお腹を温めてもらいながら補給を促します。その中で最も手が伸びていたのはバナナだったような??
バナナは最後まで食べることが出来ました!
ユリさん
エイドの滞在は比較的短めにして出発できたと思います!出発したらジュンジさんにボイスメッセージで出発した旨を伝えました!
エイドOUTの計測がないところでは報告しておく方がサポーターも安心だね!
さっちゃん
エイド出発後は走れるところが多いです!走れるところは淡々と走りながら進んでいきます
胃腸の調子さえ戻れば、しっかり走れました!
ユリさん
シングルトラックになるところは時節前を譲り、抜かれる間に補給したりしてエネルギー切れにならないように気を付けます。
かずき
このあたりからしつこいぐらい「エネルギー補給の確認」をしながら進みました!
胃腸の調子が戻っている時でも一度に多くの補給が出来る状況ではありません。たぶん、20分に1回ぐらいのペースで補給の確認をしていたと思います。
かずき
「モルテン飲んで~」「ラムネ摂って~」って何回も言っていました!
時々「さっき摂ったよ~」って返事をもらうこともありましたが、「さっきじゃなくて今摂って!!」とか言ったりしたこともあったと思います。
ツラかっただろうから、本当は「言うこと聞きたくない!!」って思われてる状況だったかもね(^0^;)苦笑
さっちゃん
睡魔との闘い
戸隠神社に近付いてきたころだったと思いますが、再び睡魔に襲われてきた時間帯がありました。
二晩目は本当に眠くなってくるタイミングがあるよね💦
さっちゃん
カフェインはカプセル錠のモノを持っていましたが、出来れば使わずに戸隠エイドに行きたいと思っていました。
かずき
胃腸がたたでさえツラい状況なので、もし使うとなるなら0時を越えたタイミングで1回だけかなと思いました(それでもかなり賭けところもありますが。。。)
幸いまだゆっくりでも走れるパワーがあったタイミングだったので、何かのキッカケがあれば多少は眠気が飛ぶのかな、、、と思いました。ココで1つ抱えていた爆弾ネタを使いました
かずき
一瞬だけど、眠気飛ぶ話をするね。
……3週間前に数ヶ所骨折したこと、ずっと隠してたm(__)m
黙っててゴメン!!
え?!え?!!えっ?!!!
ユリさん
かずき
でも、脚に異常はないので大丈夫だから!
……少しは眠気飛んだ??
さすがに目が覚めましたよ💦
ユリさん
いきなりそんな話を聞いたら、私が聞いても目が覚めるよ(°°;)
さっちゃん
……ですが、この目覚め効果は長くは続かず。。トレイルを抜けると一度ロードに出るのですがこのあたりで効果終了。。。ロードなので足下の心配はそこまでしなくて大丈夫でしたが、フラフラ進むのが限界の状態に。返事をまともにできていた状況ではなかったと思いますが、声掛けだけは続けるのと転倒に気を付けて一緒に進んで行きました!
戸隠→飯綱林道入口
サポートが入れる最後のエイドです。エイドの入口でガンバフンバくんに出迎えてもらいましたが、ユリさんはリアクションする元気はなさそうでした(^o^;)
色々なエイドに出没していたんだね!!
さっちゃん
エイドに到着するときのユリさんは完全に唇が青紫になっており、完全に低血糖状態でした。。ジュンジさんに用意してもらったダウンに包まり、レインパンツも履いて身体を冷やさないようにしてもらいます。その後、温かいモノを中心にエネルギー補給をしてもらいました。
かずき
補給後はもちろん寝てもらいます。
時間がないと言われる信越五岳でしっかり寝れたのはココまで頑張って貯金が出来たからだね!
さっちゃん
そして、ボク自身もこの先の準備をしていきます。まずは身体が冷えないようにレインウェアを着用しておきます。(立ち止まれば一気に冷え込む時間帯です)
そして、ジュンジさんに預けておいた自分用の補給アイテムを受け取りザックに収納していきます。
かずき
終盤に向けて、ボク自身のリカバリーはオレは摂取すで行ないます!
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「オレは摂取す」定期購入コース初回購入時にクーポンコード【TMAHP9CZ】を入力することでお得に購入することが出来ます!
※2か月目以降は20%OFFの12本4,560円=1本あたり380円
※いつでも一時停止、再開、お届けサイクルの変更、解約が可能。次回お届け予定日の7日前までにお電話にてご連絡を!
TMAHP9CZ
自分の準備のあとはエイドを駆け回って補給食を片っ端からかき集めておきます。
戸隠エイドは温かいお蕎麦がもらえるよね!(アレ美味しかったなぁ〜。笑)
さっちゃん
かずき
エイドをまわって思ったことですが、グロッキーになっている方が多くて野戦病院と化していました(°°;)
みんなギリギリのところで闘っていることがヒシヒシと伝わってきます。
関門時間で戸隠エイドを出発すると、絶対にゴールの制限時間は間に合わない!
制限時間33時間の完走を目指すランナーにとって、戸隠→GOALを4時間で走破するのは至難の技だと思います。
※関門時刻で戸隠を出発すると4時間で走破しなければならない
元気な状態なら問題ないでしょうけど、140km進んだ身体だもんね。。。
さっちゃん
通常の体調のユリさんで4時間~4時間半と考えていましたが、睡魔と胃腸トラブルという2つの難題を抱えながら進むこの状況では絶対に5時間は必要だと思いました。
かずき
保険で余分に20〜30分は確保しておきたいと思っていました。
制限時間33時間=AM3:30のFINISHです。逆算して22時には出発すると決めて準備をしてもらいます。最重要な点は5時間分の行動食を確保すること!(ゴール手前の飯綱林道入口エイドはウォーターエイドなので、補給食は補充できません)
かずき
これまで補給できたモノをピックアップしてザックやウェストベルトに収納します。
- モルテン
- バナナ
- カットフルーツ
- 朝バナナ
- ラムネ
- 飴
- パウンドケーキ
- オレは摂取す
私的にはココに「オレは摂取す」が入ってることが嬉しい(笑)
さっちゃん
かずき
胃腸やられても「オレは摂取す」は摂れた!という声はよく聞きます(^^)
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なお、戸隠まで来るとサポーターに預けてたり現地調達してもらえるモノにもかなり限りが出てきます。(元気なら使えるアイテムが胃腸ボロボロだと使えないってモノもありました💦)
かずき
現地調達するにも各コンビニが購入したいモノが売り切れ続出だったみたいです💦
ココで取った作戦はジップロップにエイドのバナナを入れて進むということでした!
バナナはもれなく潰れちゃいましたけどね(笑)
ユリさん
準備が完了したらサポートジュンジさんとはココでお別れ!次会えるのはゴール地点です!
かずき
「何が何でもゴールまで連れて行く!」って約束していきました!
エイド出口付近にあるトイレに寄ってエイドを出発!結局エイドを出発したのは22:10でした。
やはり、時間には余裕を持ちたいところだね!
さっちゃん
ラスボス瑪瑙山へ
エイド出発の頃はレインウェア上下しっかり着用していましたが、徐々に身体が動いてくるとさすがに暑かったらしく脱いでいくことに。
かずき
レインウェアはしまいましたが、ウィンドシェルはすぐ取り出せるようにバンジーコードに着けておきました。
なお、私のお気に入りのウィンドシェルはpatagoniaのフーディニです!
ユリさん
ラスボスの瑪瑙山に向かって大きな登りが2発あります。最後の最後に壁がある感じになりますが、一歩一歩脚を前に出して貰って少しずつ進みます。
かずき
2019年大会の時、ボクは苦しんだ記憶しかありません💦
ここでも20分に1回の補給はマスト!しつこく補給を促します!
「眠いし、身体ツラいし、正直言うこと聞きたくない💦」とか思ってたかも😅
ユリさん
かずき
エネルギー摂らなきゃ前には進めない!食べないと走れない!!
そこんな厳しい声掛けにもしっかり応えたユリさんは本当に強いなぁ。。。
さっちゃん
賭けの失敗
2発目の急な登り=瑪瑙山山頂を目指す最後の登りに差し掛かると雨&霧という最悪な条件😱最後の最後まで神は試練を与えます💦
かずき
濡れると冷えると思い、ユリさんにはフーディニをザックの上から羽織るように着用してもらいます。
ただでさえツライ状況で今度は睡魔も襲ってきます(・・;)まだ登りはあるし、登ったら下りなきゃいけないし、なんとかして覚醒させないと……!!
かずき
まだ食べれていたので、一か八かでカフェイン投入を試みました。
しかし、コレは完全に裏目に。。。ユリさんの身体が受け付けず、抑えられない勢いでリバース。。。ほんとゴメンなさい🙏🙏🙏
さすがにいよいよダメかも、、、って思いました💦
ユリさん
苦しんでいる間に多くの選手には抜かれてしまったし、霧はヒドいままだし、精神的にも肉体的にも本当に厳しい時間だったのではないかと思います。。
こんな状況、絶対に経験したくない💦
さっちゃん
それでも脚は止めなかったユリさん。一歩一歩前に脚を出し続けて瑪瑙山をクリア!(23:44)この時点ではまだ貯金は残っていましたが、下りになっても霧があるし、ロクに補給できる状況ではなかったので貯金を崩しながら進む展開。。。エイドまで残り約3km地点まで来た時にアタマの中で飯綱林道エイドの到着予想時刻をイメージしたら、制限時間ギリギリの攻防を繰り広げるラストシーンが浮かんできました(@_@;)
飯綱林道入口→GOAL
エイドに着いたらトイレに寄ってもらうことを考えていましたが、まさかのトイレ渋滞発生中でした( ゚Д゚)(確か、仮設3台だけだったよーな?)
かずき
ココのロスタイムは受け入れるしかありません💦
トイレ待ちの間にエイドでの補給と補充を済ませておきます。本来ウォーターエイドのハズでしたが、食料もしっかり並んでいました!(ラッキー!!)
もしかしたら、他のエイドの残りがまわってきていたのかもね!
さっちゃん
エイドを出る前にユリさんが予備としてザックに忍ばせておいた補給食(主にお菓子系。笑)など使わなそうな補給食は全部預かって少しでも軽くしてからエイドを出ます。
補給食あと2時間分あればイイんだもんね!
さっちゃん
エイド出発時にジュンジさんにボイスメッセージで報告!制限時間ギリギリの状況だと思ったけど「絶対に間に合わせる!」の一心でした。
かずき
厳しい展開だけど、ユリさんのチカラを信じていけば絶対にイケる!って走り出しました。
走れる林道で貯金を作り出す!
2019年大会までのコースであれば1時間半ほどで確実にゴール出来たと思っていますが、2022年大会はコース変更がありました。飯綱林道入口→ゴール会場までの距離が3kmほど延長しただけでなく、そこの情報が全くわからない状況でした。
伸びた区間でブルドーザーで掘り起こされたような走りづらい部分があるというのは聞かされていました。
ユリさん
新しいコースはだいたいトラップがあることが多いので、ゴールを確実なモノにするためには貯金を作り出す必要があると思いました。
かずき
正真正銘、鬼引きタイムでした(^o^;)
2019年大会でさっちゃんに林道を鬼引きされた経験があるのでツライのは重々承知していましたが、ゴールを確実にするためにひたすら頑張ってもらいます!
陸上競技場でペース走するように無心でついていきました!!
ユリさん
林道といっても地味に上り下りが繰り返されるコース!!ここまで150km走ってきた選手にとっては本当にツライところ。。。最後の最後まで身体だけでなくメンタルも追い込んできます💦
かずき
歩きたくなっても「まだダメ!!」とか結構鬼発言はしてたと思います(^o^;)(※必要に応じて速歩を挟んでます)
もちろん、こまめな補給はマスト!しっかり走っている分、補給を疎かにしたら100%潰れます😅
本当に大変なラストスパートだ。。。
さっちゃん
ずっとプッシュしてきたことで、徐々に捉えるランナーが増えてきます!ここである程度の貯金は作り出せたでしょうか。
ユリさんの底力、本当にスゴい(゜o゜;
さっちゃん
トラップだらけの新コースへ!
いよいよ最後のポイントへ!前述のブルドーザーが掘り起こしたような場所はボコボコ&グチャグチャで全く走れません💦ここで足を取られてもしょうがないので一歩一歩確認しながら先を進みます。
かずき
こういうどうしようもないトコを通ると、ここまでしっかり走ってきて良かったと思いました!
ゲレンデの下にゴール会場があるので最後は下りを挟むのかなぁーって思っていたのだけど、まさかの林道の登り返しが現れる!!(゜o゜; ココはさすがに走れない💦
もう必死に歩きました💦
ユリさん
その必死な速歩がいよいよ大きな集団を捉えます。瑪瑙山での遅れを全て帳消しにできた瞬間です!
ご褒美でないトレイル
このまま林道でゴールまで行くのかと思っていましたが、最後の最後にシングルトラックのトレイルに?!
元気な時ならご褒美トレイルになりそうだけど、この状況はつらいね💦
さっちゃん
直前が大集団だったので長蛇のトレインに。。。これみんな制限時間、、、大丈夫か?!
かずき
制限時間と睨めっこしている身としては時間が心配でしかなかったです💦
心配しながらトレイルを抜けるとゲレンデに!!!そして、下には明るいエリア=ゴール会場と思われる場所を発見!!よし、もう大丈夫だ!!あとは転倒に気を付けるだけ……!!
かずき
ユリさん、やりたいゴールシーン言ってね!
その答えはコレでした!
ギリギリ!!本当に頑張ったね~(´;ω;`)
さっちゃん
かずき
2019年大会の自分自身のゴールよりも達成感ありました(笑)
ユリさんのゴール後の心境はInstagramを是非!
ゴール後、宿へ
ゴール後は屋内に入ってしばし休憩(とはいえ、ボリュームゾーンのゴールだったので混雑は凄かったです)
かずき
ゴール後の補給に弁当販売みたいのがされていましたが、さすがに手は伸びませんでした(^o^;)
ゴール会場では出場されていた友人方とも多数再会!死闘を繰り広げてきた仲間との再会はイイものです★落ち着いたらユリさんと一緒に出場していた友人方と合流して、サポートジュンジさんの運転でホテルへ。
全く寝ていないジュンジさんには感謝しかありませんでした(T-T)
ユリさん
ホテルに着いたらシャワー浴びて、飯綱林道入口エイドでユリさんから預かった(もらった?笑)パウンドケーキだけ食べてそのまま寝ました(時刻はすでに朝5時半でした。笑)
レース翌朝のこと
思いっきり爆睡するかなーとか思っていました、興奮しているのか8時ぐらいには目が覚めてしまいました(^0^;)寝れそうにもなかったので、お風呂に入って朝食バイキングをいただきました!
のちにユリさんも合流。かなり胃腸は厳しそうでしたが、元気そうで何よりでした!
少ししか食べられませんでしたが、このあと一気に元気になりました!(食べることって重要!!)
ユリさん
3:00すぎ朝方ゴールし胃絶不調でホテル戻。お風呂入った自分を褒めフリースダウンベスト着て震えつつ布団に(これもレース直後一時的にある)
— 中嶋友里/Youtubeゆりちゃんねる/ランニングを日常に🌿 (@yuri1229) September 19, 2022
8:00起き食べた朝食の量これ😂
ご飯が、、本当美味しく沁みた。レース前含めジュースは久々に飲んだ。ウルトラ走った後はアドレナリン出てて眠りいつも浅い。続 pic.twitter.com/KmHSnnH2DP
ホテルでしっかり休んだあとは表彰式会場へ移動します。
表彰式会場に着くと友人方の姿が!!みんなイイ表情していましたね😊
かずき
長尾選手はペーサーをしながら動画撮影をしていました!
黒姫以降のコースを確認したい方はこの時の動画は必見だと思います!
なお、ドロップバックを預けている場合は表彰式会場で受け取るので忘れないように注意です!(サポートジュンジさんのお陰で、預けることなくレースに臨めました!)
「表彰式」「バックル授与式」
例年はアフターパーティーもあるのですが、2022年大会は表彰式とバックル授与式のみでした。
かずき
お土産出店はされていて、シャインマスカットや大会オリジナルカップなどを購入しました!
イイ笑顔だね~!!
さっちゃん
アフターのアフター「TEAM STRAVA JAPAN」
表彰式が終わったあとはもう一つアフターがありました!ボクがメンバーに混ぜてもらっている「TEAM STRAVA JAPAN」の打ち上げに向かいます!
かずき
「TEAM STRAVA JAPAN」とはSTRAVAのアンバサダーチームのことです!
Strava: ランニング、ライド、ハイキング
Strava, Inc.無料posted withアプリーチ
みんなはチャリで応援してまわり、翌日はサウナとBBQをしていました!そのBBQから合流です😋
みんなに「完走おめでと〜✨」と祝ってもらって嬉しかったです🥹
ユリさん
「TEAM STRAVA JAPAN」のメンバーは屈強でぶっ飛んだ方が多く、会話一つ一つが刺激的でした(笑)
かずき
ボクもぶっ飛んだやつ認定されました(;^_^A
まぁ、、そうだと思うよ(笑)
さっちゃん
その後、黒姫駅まで送ってもらい帰路につきました。
ペーサーを振り返って
初めて「ペーサー」という重要任務を引き受けた信越五岳でした。ユリさんに無事バックルを持ち帰って貰えて本当に良かったです!(さすがに最後は心臓に悪かったけど。笑)
かずき
自分が選手として走っていたら経験できなかったことをたくさん経験させてもらったと思います!
良かったこと
今回のペーサーを通して良かった点をまとめます。
- 無事ゴールに辿り着けた!
- 胃腸トラブル対策にモルテンとサーモスが良かった
- タイムマネジメントの修正が随時できた(タイムチャート表があってこそ!)
- 選手の得意なところを引き出しながら進めた!(登り、林道)
- 選手との信頼関係があってこそのレース
無事ゴールに辿り着けた!
まずはコレに尽きます!盛大な胃腸トラブルに見舞われてしまいましたが、怪我なくゴール地点まで送り届けられて良かったです!
かずき
ペーサーは選手の頑張りを1番近くで見れるオイシイ役かもしれません★
胃腸トラブル対策にモルテン&サーモスが良かった
今回の胃腸トラブルを救ったのは間違いなくモルテン&ミニサーモスだと思います。
かずき
液体でエネルギーを摂るのとお腹を温められる状況が出来たので最後まで動けたのかな、と思います!
タイムマネジメントがしっかりできた
タイムマネジメントをするにあたり、大事なのはタイムチャート表になると思います。ただ、その参考となりそうな過去の女性完走者が少なすぎて、データ作りは非常に難航してました。
信越五岳のタイムチャートを作る前に2022UTMF の実績データを整理して作戦を考えました!
ユリさん
恥ずかしいけど来週の100mileに向けUTMFデータ整理し振り返ったのがこれ。完全に寝たのはU7でU4でも30分程横になった。U6で同級生熱中症になりあたふた。杓子下りもあえて歩きゴール余裕あり。U7まで同級生と走りエイドも一緒。今回は1人。短縮の余地ありと信じ頑張る。タイムスケジュールは本当重要 pic.twitter.com/RN06OpJgvi
— 中嶋友里/Youtubeゆりちゃんねる/ランニングを日常に🌿 (@yuri1229) September 8, 2022
ここで感じたのが「エイドワークをどうするか」ってことです。
1番手っ取り早く時間を短縮できるポイントだもんね!
さっちゃん
ペーサーはエイドワークの補助もしますが、1番大事なのは必要以上にエイド滞在させないことかなと思います。
かずき
今回で言えば、体調の変化(胃腸トラブル、睡魔)をみながら出発時間を決めていきました。
特に笹ヶ峰&戸隠はリミットタイムを定めたことが良かったと思います。(ほぼ直感だったけど。笑)
ユリさんの得意なところを引き出しながら進めた!
ユリさんは登りや林道を淡々と進むチカラが強く、ここで貯金を稼いだり他のマイナスをすべて帳消しにしたきました。苦手を潰すことも大事ですが、得意を伸ばすことはもっと大事かなと思います!
得意なところが活きてくると自信持って進めるよね!
さっちゃん
かずき
これは一緒に練習した3回のトレランがあってこそ、だと思います!
選手との信頼関係があってこそのレース
ユリさんがボクのことを信頼してもらえたことは本当に嬉しいことです。そして、言うまでもなくユリさんのチカラを最初から最後まで信じていたので、最後の追い込みにも繋がったのかな、って思っています。
気心知れた相手でないと難しいかもしれないね。
さっちゃん
課題や反省点
良かった点ばかりでなく、課題や反省点も多くありました。
かずき
100点とは程遠いペーサーだったと思いますが、最後の最後までついてきてくれたユリさんには感謝しかないです!
- 補給ミスを見抜けなかった
- 3年も経てばコースはロクに覚えていないので、もう少しコースの予習は必要だった
- 選手の返事は必ずしも全て把握してしているわけではない、という意識
- 自分自身の補給アイテムが実はギリギリだった(予備は重要)
- ペーサー自身の調子もレース本番に合わせることは非常に大事
- 女性と組む上でデリケートな部分はどうもできないかも。。。(さっちゃんは別?笑)
補給ミスを見抜けなかった
元々固形物メインで補給してレースに臨んでいたことは前々から知っていましたので、てっきり今回もそのまま挑むんだろうなっていう思い込みは良くなかったと思っています。
かずき
エイドはモリモリ食べてたと聞いていたので安心しちゃってました(^_^;)
最近感じていることなのですが、長距離レースになればなるほどエイドより行動食の重要性が増すと思います。
確かに、エイドより道中の方が補給食を口に運ぶ機会多いよね!
さっちゃん
長距離レースでは補給食の選択肢をいかに多くするかというのも大事になりますが、どんなに調子悪くても補給できるモノを探す必要があるのかな、と思っています。
かずき
イメージとしては寝込んでも食べられるモノですね。
これは人それぞれ違うので日々実験しながら探していきたいところです!
3年も経てばコースはロクに覚えていないので、もう少しコースの予習は必要だった
自分自身の走った記録は読み返していましたが、実際のコースは想像以上に覚えていませんでした(・・;)
かずき
そもそも黒姫以降は睡魔との闘いの時間が多かったので、より記憶に残っていないように思います。
今はYou Tubeで色々見れる時代です。人気レースである信越五岳はアップロードされている方も多いのかな、と思います。
かずき
個人的には長尾選手の「ただ走るだけの動画」シリーズがオススメです!
選手の返事は必ずしも全て把握してしているわけではない、という意識
具体的に出すと「西登山口エイド」のトイレ事件なのですが、選手に話したこと全てがアタマの中で消化できてない状態で「とりあえず返事はした」ってことが起こり得るということです。
2日目になっていれば、思考回路は麻痺しちゃうね。。
さっちゃん
悪気があるわけではないと思うので、返事の感じで何か引っかかることがあったらしつこく聞くほうがミスはないと思います。
自分自身の補給アイテムが実はギリギリだった
当たり前ですが、ペーサーは選手を守るだけでく自分自身を守る必要があります。自分自身がエネルギー不足で行動不能になったら笑えないんですが、最後の林道で所持していた補給食をキレイに使い切りました😅
かずき
元々多めに持っていましたが、オーバーナイトや天候不良の影響でいつも以上に補給するペースが早かったんだと思います😓
あとは自分のリズムで走るわけではないから、消耗も大きいのかもね。
さっちゃん
選手が補給できそうなアイテムで自分自身の補給も済ませられると、万が一のトラブルにも対応しきやすいかもしれません。
かずき
選手にあげられるぐらいの余裕は欲しかったですね😓
ペーサー自身の調子もレース本番に合わせることは非常に大事
約60kmの距離を共にするわけで、体調が良くなかったら選手の足手まといになってしまいます。
今回のペーサー、時間で言えば14時間以上一緒に動いてたワケだもんね!
さっちゃん
それなのに、レース3週間前に骨折という大きなミスを犯しました💦ギリギリ間に合ったから良かったものの最悪ペーサーDNSということにも有り得たと思います。。
かずき
悟られないようにするのも大変でした😅苦笑
女性と組む上でデリケートな部分はどうもできないかも。。。
課題というより難題が正解でしょうか。。。異性でタッグを組む上である意味どうしようもないのかも。。。
もし女性特有のに当たったら女性同士じゃないと厳しいかもね。。
さっちゃん
ペーサーをやる上で、色々話ができる関係性は重要な要素になると思います。
かずき
思っていることはラフに言い合える関係がイイですね!
レース以外のトレランなど、一緒に走る機会を設けて色々お喋りしておきたいですね!
色々あった信越五岳でしたが、振り返ってみたら今回の記事はほぼ2万字までになってしまいました(・・;)ここまでお付き合いありがとうございました!2023年大会の信越五岳でもペーサー務めることが決まっていますので、この時の経験をアップデートしながら頑張りたい(もとい、頑張らせたい。笑)と思います★(※ユリさんとは別の方です)
ゆりさんの完走記が公開(2023/10/23追記)
ゆりさんの完走記がフィナムランニングクラブのブログ記事として公開されています。準備の様子など、参考になる情報が盛りだくさんです。是非こちらも覗いてみてください!
かずき
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
RUNの記録など、Instagramでも随時更新しています。
よかったらInstagram(@kazu.runlog)の方もフォロー宜しくお願いします!
私のInstagram(@runninghigh42.195)も是非宜しくお願いします!!
さっちゃん