2022UTMF 記事一覧
- 準備編①[必携品]
- 準備編②[補給食]
- 移動編
- レース編①[富士山こどもの国~麓]
- レース編②[麓~富士急ハイランド]
- レース編③[富士急ハイランド~山中湖]
- レース編④[山中湖~富士急ハイランド](本記事)
- あとがき
こんにちは!4年ぶり2回目のUTMFに参加してきましたウルトラトレイルランナーかずき(@kazu.runlog)です!
かずき
普段はマッサージや鍼治療の仕事をしています!
前回はU5:富士急ハイランド~U7:山中湖までの様子を書きました📝
今回はU7:山中湖~GOAL:富士急ハイランドまでの様子です📝
かずき
物凄い猛暑に見舞われたお昼の時間帯の様子です
天候に恵まれキレイな富士山をたくさん観ることが出来ましたが、予想最高気温28℃を記録していた暑さは凄まじかったです💦
途中で熱中症っぽくなりました💦
さっちゃん
ただでさえ脚がボロボロの中でシンドイ中も元々暑さに弱いボクにとってこのお昼の時間帯はまさに地獄でした💦その時の様子を書いていきます📝
かずき
ウルトラトレイルランナーかずき(@kazu.runlog)です。
JR神田駅から900mの「しらとりスポーツサポート」にてマッサージ・鍼治療・ランニングレッスンを担当しています。
さち(@runninghigh42.195)です!
友達からは「さっちゃん」と呼ばれています(^^)/
フルマラソンサブエガ(2時間50分切り)と各種トレイルラン大会で上位入賞を目指して、楽しく走り回っています!
さっちゃん
目次
U7:山中湖→U8:二十曲峠
山中湖エイドを出発し、最大の試練となる山岳エリアへ!止まっていると身体が固まってしまい、動き出しから身体がキツくなってきました💦
かずき
U7:山中湖→U8:二十曲峠はレース前に試走出来なかったので、久々に挑むエリアとなります。
最後に通ったのが2020年12月。記憶がどの程度残っているか非常に不安でした。。
山中湖を出発すると明神山を目指します!このエリアは4月に野焼きがされているところになり、日差しをモロに受けます。
元々かなり売り切っている脚で急な登りはただでさえ堪えるのですが、空から受ける日差しのダメージも大きかったです💦明神山の登りでかなりの選手に抜かれてしまいます。。。
かずき
山中湖以降をグイグイ押せる選手は強いなぁ。。。と感じていました💦
明神山を登りきって後ろを観ると壮大な富士山の姿!ここから眺める富士山は本当にキレイです🎵
かずき
今回は残念ながら、明神山へ登るシーンは撮られていませんでした💦
明神山を登りきるとその先はしばらく走りやすいトレイルが続きますが、もうあまり速くは走れません💦
かずき
特に、下りのチカラの入らなさには絶望しかなったです💦
快調に飛ばして来られる選手には道を譲り、ゆっくりでもイイので一歩一歩前を目指します。。2018年大会は脚のボロボロ具合+睡魔というモノを考えると、眠気がないだけイイと見るべきか……(;^_^A
とにかく暑い💦
時間の経過とともに気温はどんどん上昇。。スピードが上がらないので、発汗が促されず熱がドンドン籠っている感じがありました💦そんな時は飲料用以外に用意した水で被り水!!……て思ったらそれ用のボトルがない?!!あれ、落とした?!?!
かずき
実際はウェストベルトにあったのですが、何を勘違いして「ない!!」って思ったのか、よくわかりません💦
焦ると余計に事態は悪化しますね。。飲み水の消費が増えてしまい残りの水分を気にし出す始末。。なんかハセツネを思い出します(笑)
かずき
とはいえ、エネルギーとミネラルは充分あったので、まだハセツネよりマシかもしれません(笑)
ミネラル補給はメダリスト「塩ジェル」を多用して助けてもらいました!
サイダー味で美味しく補給できるので、私も多用していました!
さっちゃん
心も身体もボロボロな状況で山伏峠を通過。個人的には山伏峠~二十曲峠がレース中で1番キツイ箇所だと思っています。ロープを使う急な登り、細かいアップダウン、そして偽ピークが何発もあるので、身体だけでなくメンタルへのダメージは強烈です💦時間の経過の割には距離が進まないので、一体いつエイドに着くんだ?!ってなって多くの方が苦しんだポイントだったのかな、と思います。
かずき
直前に試走が出来ていれば何となくの距離感も掴めていたかもしれません(;・∀・)
レース中に試走の重要性を再認識;・∀・)(笑)
苦しみながら進んでようやく表れた鉄塔の姿!!「ここを曲がって下ればようやくエイド!!」と思ったけど、ボロボロな脚での下りは本当に大変でした💦
かずき
後ろに薄っすら見える選手に「写真スポットなんで先に!」と促されて先に通らしていただきました!m(__)m
二十曲峠エイドは到着した時は超ホッとしました(;^_^A
U8:二十曲峠→U9:富士吉田
超ヘロヘロになって無事到着。まずはトイレに行って余分な水分を排出し、被り水をして体温を冷やします。そして、水を一気に補給して身体に潤いを取り戻させます!!
かずき
二十曲峠エイドはスタッフに知り合いが多く、まさに砂漠の中に現れたオアシスのようでした!
計算外だったのがコーラが全くなかったこと!!(売り切れて、ちょうど貰いにいっていた頃の様子)
かずき
元気印がないのは結構メンタルに効きました。。。
ないものは仕方ないので、テント内に設置してあったイスで休憩。。ゆっくりしていると徐々に回復していますが、先に進むにもカロリーを摂らなけらば。。。。
かずき
たまたま一緒になった友人はパンを食べていましたが、さすがに受け付けませんでした。。。苦笑
窮地を救った「ホット粉飴」
エイド内にあった固形物では「餡ドーナッツ」こそ食べれましたが、さすがにこれだけではカロリー不足(;・∀・)ふとエイド内を見渡すと「個包装になった粉飴(粉末)」を発見!!(他のエイドでもあったと思いますが、初めて目に留まった!!笑)
かずき
これを見た時に、2019信越五岳でホット粉飴ドリンクの提供があったのを思い出し「コレだ!!」と思いました。
個包装1包に何グラム入っていたかわかりませんが、携帯コップに入れてお湯で溶かし、水で温度調整して飲むとビックリするぐらい身体に入っていきます!あっ、コレならしっかりカロリーが摂れる🎵
かずき
お湯で溶かしたことでお腹も温まり、胃腸の調子も戻ってくる感じがありました!
この調子で何杯か作って飲むことで体調も回復。この先でまたまともに食べられなくなってもエネルギー補給できるように、ソフトフラスクにも粉飴を溶かしていくことにしました。
粉飴って実は優れモノだったんだね(゚д゚)!
さっちゃん
体調は完全に戻りきってはいませんでしたが、エイドにいてもドンドン気温が上昇してくるのと、杓子山(標高1,598m)に向かって徐々に標高を上げていけば気温も下がって気分的にはラクになるかな、と思って出発をようやく決意!もう一回被り水をして、トイレに寄り直して出発しました!
かずき
この出発直前の被り水で脇の下にかけたら一気にラクなったので、最初からやっておけば良かったと思いました(;・∀・)
二十曲峠を出発し、もうろくに走れませんので、とにかくゆっくりでもイイので着実に歩を進めることだけ考えます!二十曲峠~杓子山は試走できているので、先ほどまでと少し余裕度が違います。
試走していると安心感あるよね!
さっちゃん
少しずつ標高を上げていくと風が気持ち良く感じるようになってきます。意を決して出発したのが功を奏してきました!
山中湖~二十曲峠の先は風を感じなかったので、杓子山への登りの方がだいぶラクに感じましたね!
さっちゃん
下りは全くもってダメでしたが、走れるところは着実に走ってタイム短縮を図ります!!立ノ塚峠の先にレース中最高峰となる子ノ神(標高1,630m)に向かうロッククライミングのような登りが待ち受けます!!
かずき
写真の顔がやや赤みがかっているので、やっぱり暑さにやられている様子が伝わってきます(;・∀・)
登りきってしばらく進むと子ノ神を通過!その先、いくつかアップダウンを繰り返して進むと杓子山に到着します!
かずき
杓子山にある鐘を鳴らして先を急ぎます!
杓子山から観えた富士山はとてもキレイでしたが、写真には納めていません(;^ω^)
超苦戦した杓子山からの下り
今年試走した際は雪の影響で大会コース迂回路で下りたということもあり、杓子山からの下りは2020年12月以来。レース中で1番苦しんだ下りだったというのは言うまでもありません(;・∀・)
路面は完全に乾いていて滑ることはありませんでしたが、全く脚にチカラが入らず、快調に下りて来られる選手に何人も譲りました。。この下りを快調に下りるパワーを残せなかった自分自身が悪いのですが、羨ましかったですね(;・∀・)
かずき
2020年12月の試走では記憶がほとんど残っておらず、どこまで下りれば終わるんだ、、、という気持ちでいっぱいでした💦
ひたすら下りて行くと、ようやく林道に。元気であればグングン進むところですが、ボロボロの脚では㌔8分とかで走るのがやっと。。。止まることはありませんでしたが、物凄く長く感じました💦
同じく超長く感じた林道でした。。。
さっちゃん
ひたすら進んで橋を渡ると富士吉田エイドまでもう少し!!
写真の先もうしばらく林道が続き、最後はハス池へ下りて行きます。階段は物凄くシンドかったですが、待望のエイドに到着した時の安堵感は凄かったです!
U9:富士吉田
ついに最終エイドに到着!残す大きな山は「霜山」「天上山」と少ないので、精神的にもだいぶラクになりました。
かずき
着実に進めばゴールは間違いなく出来るな、と思えてきました。
エイドで水、コーラ、吉田うどんを補給。うどんの汁が身体に染み渡ります🎵
吉田うどんは超美味しかったのですが、コシが強くて嚙み切るのが大変でした💦(苦笑)
さっちゃん
二十曲峠同様にホット粉飴を飲んで充分なカロリー補給を。今回のUTMFは粉飴に救ってもらったと言っても過言ではないかもしれません(;・∀・)
かずき
この経験は今後のレースに活かせそうです!!
ソフトフラスクにも粉飴を溶かし道中のカロリー補給の足しに。トイレに寄ったあとにしっかり被り水で身体を冷やしてからからエイドを出発!!いよいよレースも大詰めです!!
かずき
信越五岳100マイルが25時間44分だったので、このタイムは上回ってゴールしたい!!と思って走り出しました🏃💨
エイドを出てしばらくはロードが続きますが、止まって固まった脚の動かなさとロードの衝撃は恐ろしくツライ。。。完全に気力だけで歩を進めている感じでした。。
かずき
エイドの先で友人がスタッフをされているのがわかっていたので、友人との再会を目標に走っていました!
友人に会えると自然と元気になりますね!
さっちゃん
歩道橋後を渡ったあともしばらくはロードが続きます。住宅地を抜けてトレイルのゲートをくぐると最後のトレイルに入って行きます!
STRAVAセグメントチャレンジ「UTMF 2022 The Last Climb」
登山口から始まる約3.5km・662m+Dのセグメントチャレンジ!いわば、最後の難所でチャレンジです!(※詳しくはこちら)
最後の最後にセグメントチャレンジをもってくるあたりが恐ろしい。。。笑
さっちゃん
Strava トレーニング:ランニング&サイクリング
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最後の登りをどう攻めれるかで順位は変わってくる!!!とは思っていましたが、全く進みませんでした💦
かずき
完全に売り切った脚ではゆっくり進むことがやっとでした(;・∀・)
オマケに暑さでヘロヘロ。。。水分は1.4L所持してたので水切れの心配はなかったですが、身体に籠った熱を飛ばすことが出来なかったので、シンドイ時間が続きました💦
まだまだ暑さも残っていたので厳しい時間帯でしたね(;・∀・)
さっちゃん
2015STY、2018UTMFでも霜山への登りは苦しみまくっていましたが、今回も同じような感じでした💦まだまだチカラ不足です。。
かずき
霜山への登りも2020年12月以来。この時は夜間での通過だったこともあり、登り終わりを思い出せません。。
やっぱり試走出来なかったツケはまわってきた感じはあったね。。
さっちゃん
唯一の記憶は鉄塔のあたりに階段があってキツかったこと!そこに到達した時は一歩一歩進むのがやっとでした(;・∀・)
階段の先は少しだけ走れる感じになりますが、その後再びダラダラ登りが続きます!立ち止まらないようにだけ気を付けてゆっくり進むのがやっとでした💦
登りきるとしばらく気持ち良く走れるトレイルへ!走り出しはキツイものの、リズムが戻ってくると遅いなりにも走れるようになってきます
このあたりは元気だったら快調に走れるご褒美トレイルだと思います!
さっちゃん
しばらく進んで天上山への登り返しに入り、キツイ登りはこれでラスト!!やっと厳しい登りが終わる。。。
かずき
登りきった時はホッとしました(;^ω^)
スタッフさんに応援をもらい、あとは下り基調!しかし、脚に全くチカラが入らないので全然走れない💦💦この下りでも何人も道を譲りました。。。
かずき
最後をしっかり走れる脚をどう残すか、今後の課題です!
下りきってロードに出たらあと約2km!いよいよカウントダウンですが、ロードはロードで衝撃が凄く、ずっと痛い痛い言って走ってました💦苦笑
最後の2kmは本当に長く感じたね💦
さっちゃん
富士急ハイランドに戻ってきた時はホッとしましたね(;^ω^)大会会場に入ったら、最後ぐるっとまわるように走っていきます。
かずき
無事帰って来れてホッとしました!
ゴール後、写真を撮ってくれたメダリスト・シマダさんと一枚📷
かずき
今回もメダリストには本当に助けられました!!(特に塩ジェル)
さっちゃんのゴール
ゴール後は少しゆっくりしてからスタート前に預けた手荷物を回収。着替えと荷物を整理しながらさっちゃんのゴールを待ちます!
かずき
呑気に荷物を整理してたら、さっちゃんの姿を発見しダッシュ?でフィニッシュゲートに向かいました💨
26時間52分42秒、女性11位でした!
さっちゃん
無事、2022UTMFの夫婦チャレンジは終了しました!たぶん、夫婦合計タイムは1番でしょう(笑)
レース後
お陰様で2回目のライトを使わずに無事終了!大会会場で販売していたカレーうどんで少し腹ごなしをしてサポーターのコウジさんを待ちます!
かずき
コウジさんはウチ2人だけでなく、もうお一人サポートをされていました!!
本当に色々助けられましたm(__)m
さっちゃん
しばらく経ってサポーターのコウジさんと合流し、宿に向かって移動。ゴハンを食べて、お風呂でサッパリし、人生3回目の100マイルレースの幕を閉じました。
長くなってしまったので、あとがきは次の記事に書いていきます📝
かずき
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
RUNの記録など、Instagramでも随時更新しています。
よかったらInstagram(@kazu.runlog)の方もフォロー宜しくお願いします!
私のInstagram(@runninghigh42.195)も是非宜しくお願いします!!
さっちゃん
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