こんにちは!ウルトラトレイルランナー鍼灸師のかずき(@kazu.runlog)です!
かずき
普段は東京都千代田区の神田エリアにある治療院「しらとりスポーツサポート」にてマッサージや鍼治療、ランニングレッスンを担当しています!
2022年にクレーシャ108、2023年にリリールートと参加してきた甲州アルプスオートルートチャレンジですが、2024年はさっちゃんのペーサー(※最後のマロニエルート部分)として参加しました!
過去イチきつかったレースでした💦
さっちゃん
上記写真に至るまでの様子をまとめていきます📝
かずき
ウルトラトレイルランナーかずき(@kazu.runlog)です。
JR神田駅から900mの「しらとりスポーツサポート」にてマッサージ・鍼治療・ランニングレッスンを担当しています。
さち(@runninghigh42.195)です!
友達からは「さっちゃん」と呼ばれています(^^)/
フルマラソンサブエガ(2時間50分切り)と各種トレイルラン大会で上位入賞を目指して、楽しく走り回っています!
さっちゃん
目次
レース前日
さっちゃんは前日入りしていましたが、ボクは当日入りです。
前日受付を済ませて、早めにホテルで休みました!
さっちゃん
なお、ボクは通常どおり仕事。練習会のペーサーで30km走(5’40″/km)をし、治療院でのマッサージ&鍼治療業務を終えて1日を終えます。
起床確認任務
オートルートとクレーシャ108は早朝4:00スタート!前日入りしても朝は早いです(;^_^A
シャトルバスの関係もあり、0:30起床でした(;^_^A
さっちゃん
万が一「起きれない!!」ってことがあったらマズイということで、さっちゃんの起床確認をしてからボクは寝ることになりました(;^_^A
かずき
寝るような時間帯に起きるレースもあまりないです(・・;)
さっちゃんがちゃんと起きたことを確認し、就寝しました。
レース当日(ペーサースタートまで)
朝の時間は余裕があるので、しっかり寝てから会場に向かう予定でしたが、レース展開が気になるのか早めに起きてしまうことに(・・;)
かずき
レース情報は速報を見て整理していました。
朝食を済ませてから少し横になって体力を温存。そして、9:30頃に自宅を出発して向かいます。
想像以上の大渋滞
2024年大会は3連休のなか日。渋滞は懸念していましたが、想像以上でした💦
かずき
高速までの一般道、そして中央道の渋滞(約25kmの断続渋滞)は大変でした💦
トイレ休憩も出来ず、3時間強のぶっ通し運転はなかなか堪えました💦コンビニで買い出しをしてから会場入りします。
かずき
ボクの昼食を含む、さっちゃんにリクエストされたモノを購入していきます。
会場入りしたらペーサーゼッケンを手元に入手します。
ペーサーゼッケンは私が受け取っていて、荷物預けをしたバックに入れておきました。
さっちゃん
あとは会場で緩~く過ごしながら準備をして待ちます。
ペーサー出動
会場で待っていると、マロニエやリリーに出場していた友人方、そしてクレーシャの選手が徐々に戻ってきます。
そして、15:27にさっちゃんが無事会場に戻ってきます!(※関門は16:00)
デポエリアでのサポート
クレーシャの選手のデポバックエリアでサポートが可能です。制限時間に対する貯金はあまり多くないので、少しでも早く出発できるようにします。
かずき
とは言っても、貯金があまりない状況を理解している印象はなかったと思います(・・;)
荷物の準備が出来たら、ライトを装着して出発します!
かずき
登りが始まったらポールで手が塞がってしまうので、おかわり源次郎岳が明るい時間帯で終わりそうにない場合は出発前にライト準備しておく方がイイと思います!
かずき
なお、デポ滞在は「9分07秒」でした!(この展開だと、少し時間かかりすぎたかな。。。)
マロニエSTART→渡辺フルーツ農園エイド
出発してしばらくはロード。ここは淡々と走っていきます。
かずき
おかわり源次郎岳でどれだけ貯金を食い潰すが読めなかったので、走れそうなギリギリペースを狙って走りました!
ゴールに向かう選手とのエール交換でパワーを貰いながら進んでいきます!
ロードの陽射しが強い
徐々に気温が下がる時間帯ではありましたが、天候に恵まれたことにより陽射しが強い強い。。。
ノースリーブでも全く問題なかったです!
さっちゃん
さっちゃんの様子をみると、ペースのわりには呼吸が上がり気味でした(たぶん、暑さに負けてたかな。。)
かずき
余分に掛水は持って来ていたので、適宜掛けて進みました!
結果論になりますが、渡辺フルーツ農園までのロードは日陰が全然ないので、もう少し暑さ対策をしておいても良かったかもしれません。
オートルートでの渡辺フルーツ農園エイド~会場までのロードも掛け水があっても良かったかもしれません。。
さっちゃん
渡辺フルーツ農園エイド→深沢エイド
渡辺フルーツ農園エイドは計測がありません。スルーして進んでもOKですが、ロードの陽射しで消耗するので少し補給しておく方がイイと思います。
暑かったので少し休憩したかったのと、トイレに行きたかったので立ち寄って行きました!
さっちゃん
しっかり水で身体に濡らし、少しコーラを補給して出発!そして、ポールを準備して恩若峰へ登って行きます!
下りてくる選手とのすれ違いに元気を貰う!
登った先の分岐までゴールに向かって下りてくる選手とのすれ違い区間になります。
シンドイ登りで元気を貰いながら進めました!
さっちゃん
登った先の分岐に到着すると下りてくる選手とのすれ違い区間が終わり、試練の恩若峰へ向かいます!
暗くなる前にドコまで進めるか?!
分岐~源次郎岳までクレーシャの選手しかいない孤独なパート。暗くなるとペースが落ちるので、ライトを使い出すまでにドコまで進めるか?!というのが大事になると思います。
前後全く人がいないので、ペーサーいなかったら超怖かったと思います💦
さっちゃん
完全に真っ暗になったポイントを考えると、貯金はなさそうな気がしました。果たして、この先どうなるか?!
源次郎岳には大会スタッフがいます!ココまでずっと選手もスタッフも不在だったため久々にヒトに会えます(笑)
かずき
ずっと一人だったらホッとするかもしれませんね(笑)
秋川トレイルグループのメンバーに会えて嬉しかった〜!!
さっちゃん
源次郎岳から先は比較的走れるところが多いので、ポールを使わないようにして走ります。計算外だったのは失速幅が思った以上に大きくて、身体が冷え切ってしまったこと。。。
かずき
早めにレインウェアを羽織った方が良かったかもしれません。
源次郎岳の先にある分岐でスタッフに誘導されて深沢エイドへ。走れるところをしっかり走るようにしてエイドに向かいました!
深沢エイド→マロニエエイド
関門ペースは大会会場~深沢エイドまで3時間だけど、3時間という数字は超えていたような……?!
かずき
源次郎岳への急登でだいぶ失速していたので、そこで貯金を食い潰してしまった気がします。
エイドに着いたらまずトイレへ。その後、ポールを収納し、レインウェアを羽織ってから補給していきます。
深沢エイドは少し標高あるので、止まると寒かったです。
さっちゃん
温かい味噌汁やコーンポタージュが身体に滲みました!夜間パートはエイドで温かいモノをいただくと元気になります!
かずき
携帯していたミニサーモスに生姜湯を準備して、いつでも温かいモノを摂れるようにしました。
小さいのはとても軽いので、胃腸が弱い方にオススメです!
さっちゃん
時刻を確認してエイドを出発!食い潰してしまった貯金をこれ以上使わないようにしたい!!
走れるところはひたすら走る!!
登りで失速してしまうので、ロードや平坦なトレイルは徹底的に走るしかありません。
かずき
明るければ下りのトレイルでも挽回できるのでしょうけど、足元が良くない夜間パートで稼ぐことは現実的ではありません。
深沢エイドを出発してからトレイルに入るまで下りのロードが続きます。ここは少しでも稼ぎたいところ。
とはいえ、実際はそこまでペースUPできていませんでした💦
さっちゃん
トレイルに入り、細かなアップダウンを越えて棚横手山へ。ここからの下りは少しテクニカルなので、安全に下りていきます。
かずき
つまづくことがあったら怪我の危険性もありますが、攣って動けなくなることもありますので。。
下りきると少々走りやすくなる場所があるのですが、そこでの速度が大幅に低下。。関門までの残してる時間を考えるとかなり危険な気がしてきます。。
まだこの頃、私は時間の余裕度を把握できていなかった気がします。。
さっちゃん
煽りに煽った関門間際
林道やエイドに向かう最後の下りトレイルでは煽りモードON!「とにかく時間がない!!」とずっと声を発してていきます。
かずき
エイドまで2km弱のポイントでは関門まで残り20分切っていました。
ちょうど飛ばせない下りのトレイルで、㌔9分とか出していたものね。。。
さっちゃん
トレイルの出口付近はゴルフ場の横にあります。出口付近が少々滑りやすくなっているので、そこは慎重に下りていきます。ロードに出てからエイドまでの1km強はひたすら煽り倒します!
かずき
100km弱のポイントで㌔4分半とかまでペースUPしていました(^_^;)
ココでようやくスイッチが入った気がします(・・;)
さっちゃん
このペースUPが功を奏し、休憩が可能な時間を残してマロニエエイドに到着できました!
マロニエエイド→渡辺フルーツエイド
エイドに着いたらまずトイレへ。その後にレインウェアを脱いで収納します。
かずき
この先は標高高くないし、風もなさそうだったので上着は不要だと思いました!
煽られてから汗をかなり掻いてました(^_^;)
さっちゃん
ソフトフラスクには水をだいぶ残していたので補充せず(※もし飲みまくっても渡辺フルーツ農園で補給できる)温かいモノをいただきながら摘めるモノを補給。そして、いつでも食べれるバナナ🍌を貰って足早に出発します!
どんな状況でもバナナはモリモリ食べれられました😊
さっちゃん
エイドを出発して前に進みながらポールを準備していきます。
ラスボスへ!
レース最後のボスキャラ、牛奥尾根の急登へ!失速しなければ間に合う時間帯ですが、果たして?!
終わりが見えてきたのか、これまでの登りのペースが嘘のように😳しっかりした脚取りで登ってきます。
マロニエエイドまでの走りでアドレナリンのスイッチが入ったのかも?!
さっちゃん
何個もある偽ピークをものともせず、恩若峰前にある分岐へ。ここから登りはほぼないのでポールを収納し、思いっきり走れる体制を準備します。
最後の下りは前を走りたい!!
制限時間まで余裕はありそうだったので、まずは安全に下ること。ペースをコントロールして前を走ろうと思っていたのですが、思わぬ発言が?!
最後は前で飛ばして下りたい!
さっちゃん
かずき
元気になった証拠ですが、もっと前からエンジンかかれよ、、、って感じです😅
最後の下りをスピード緩めることなくサックリ下りていきました。
渡辺フルーツエイド→GOAL
元気に走れるようになっていたので、帰りの渡辺フルーツ農園エイドはスルーすることにしました。
一刻も早くゴールしたかったです!!
さっちゃん
渡辺フルーツ農園エイドでクレーシャの選手をパス。どうやら、最終ランナーではなくなった感じです。
かずき
制限時間には余裕あったので、着実に間に合いそうだな〜と思いました!
なお、こちらで抜いた方はランチューバーさんであったようです。
最後の下りで調子上がってきたのかロードは快調にペースが上がります(゜o゜;
かずき
ここにきても、いつものラストスパートは健在でした(^_^;)
ゴールの光が見えました!
真っ暗闇の中に見えた高昂と光る会場💡と、同時に少し前にヘッデンの光も?!
もう追い付かないと思いながらもペースを上げたくなりました。笑
さっちゃん
最後に現れる地味〜にいやらしい登りを越えて、ゴールゲートへ!
ゴールしたら全て解き放されたさっちゃんの姿がありました。
感極まって泣いてしまったゴールは初めてでした🥺
さっちゃん
かずき
言うまでもなく、ボクはボクでホッとしています(笑)
かずき
走りきったからこその感情があると思います!
そして、レースディレクターの小川壮太さんよりインタビュー🎤
仲間に出迎えてもらったゴールは最高でした!
さっちゃん
表彰式
「落ち着いたタイミングで〜」と言われていたので、豚汁をいただいたあとに順次行なってもらいました!
クレーシャ女性5人目の完走者になることができました!
さっちゃん
表彰式後、着替えと荷造りをして帰路につきました。
かずき
最後の運転が1番キツかったのは言うまでもありません(^_^;)苦笑
あとがき
無事間に合って良かった~!!と強く感じた1日でしたが、課題等々は整理していく必要はあると思います。
かずき
今後のレースに向けて一緒に走って感じたことを挙げていきます。
良かった点
- 女性5人目の完走者にさせられた!
女性5人目の完走者にさせられた!
ペーサーとしての最大の任務である「完走」に導けて良かった(もといホッとした)の一言です。
かずき
最後は「賞金5万円GET」か「何もなく帰る」か、とか言って煽ってました(^_^;)苦笑
クレーシャの女性完走者はさっちゃんで5人目!来年以降、もっともっと増えてくれるといいなって思います。
反省点や課題
今回のレース、終盤苦しんでギリギリゴールになってしまいました😅一緒に走って感じた理由?改善点?を挙げていきます。
- 暑さ対策不足
- 登りの失速
- ポールの練習不足
- レインを羽織る判断が遅すぎて身体を冷やした
- 関門時間との逆算不足
暑さ対策不足
2024年大会は想像以上に暑くなりました。
スタートから陽射しが強く、上着なしでスタートしました!
さっちゃん
道中の水分やミネラル補給はしていたようですが、「掛け水」は不足していたように感じます🤔
かずき
渡辺フルーツ農園⇄大会会場のロードは陽射しが強いので、そこの対策が不足していたと思います。
トップトレイルランナーの牧野選手も「何度も被り水をしたぐらい暑かった」との投稿をされています。小さな対策の有無で消耗度の違いはあったのでは?と思います。
登りの失速
さっちゃんの弱点です😅急登が遅いので、全く走れない長い登りが続くパートがある山岳レースはコレを改善しないと厳しいです😅
登りっぱなしの長い登りは前に置いていかれます😭😭
さっちゃん
特に2周目のおかわり源次郎岳はかなり失速してしまい、身体を冷やしてしまいました。少しでもスピードUPできるように改善したいところですね🤔
ポールの練習不足
さっちゃんのポールを使ったレースは今回が初めてでした!
クレーシャ参戦を決めてポールを買いました!
さっちゃん
まだまだ使い慣れていないので、ロスが大きい印象です🤔
出し入れする作業も手間になると思い、1周目のオートルートはポールを使わないでデポバックに入れておきました。
さっちゃん
ボク自身はレースの大半でポールを使ったTokyo Grand Trail(TGT)で慣れた印象です。極限に使い倒すレースを出ると勝手に慣れてくれるかも?笑
レインを羽織る判断が遅すぎて身体を冷やした
言うまでもなくおかわり源次郎岳への道。源次郎岳は標高1,477mあります。
かずき
日没に向かって気温が下がる時間帯なので、冷え込みを感じやすいです。
大幅なペースダウンがなければ標高上がっても大丈夫だったのでしょうが、さすがに寒くなりました😓
かずき
深沢エイドでレインウェアを羽織りましたが、源次郎岳で羽織るべきだったと思います。
羽織って防寒しておけば、深沢エイドへの約2kmのコースも失速せず行けたかもしれません。
関門時間との逆算不足
関門ファイトが始まったら「進んでいる速度から残りの距離を何分で行ける?!」っていうのを常にアタマでイメージしておくことは大切です。
かずき
失速が始まってしまったら、現在のスピードと制限時間の比較は必要だと思います。
甲州アルプスオートルートチャレンジのコースは登りと下りのパート分けがハッキリしているところが多いです。そのため、それまでの速度が踏襲されやすいです。ギリギリになって悪あがきしても間に合わないので、早めに気づいて行動に移したいところです。
タイムマネジメントの部分はペーサー頼みに甘えてしまってました😅
さっちゃん
「このままじゃ間に合わないよ!」と早めに発していましたが、スイッチが入ったのは残り2km切ってから😅夜間パートの下りは昼間よりペースダウンするのは明白なハズなので、もう少し早くスイッチ入って欲しかった。。。
深沢峠で関門には少し余裕あったことで、ギリギリにはならないと思い込んでたのかもしません。。
さっちゃん
大会の魅力
2022年〜今大会まで3年連続で甲州アルプスオートルートチャレンジに参加してきました。
リピートしたくなる魅力がいくつもあります。
さっちゃん
是非ともみんなで参加してほしい大会の魅力をまとめていきます。
- 景色が最高!(富士山、紅葉)
- エイドが充実
- 攻略し甲斐のあるコース
景色が最高!(富士山、紅葉)
コースから観れる景色が本当に素晴らしいです✨️
かずき
富士山、紅葉、稜線の景色、思わず声が出てしまいます!
だからこそ観れる景色がたくさんある思うので、ぜひ自分自身で拝んでほしいです!
エイドが充実
エイドは超充実しています!エイド目当てに出場される方もいらっしゃるのでは?!
深沢エイドのシャインマスカット食べ放題は嬉しいです!
さっちゃん
そして、エイドスタッフはトレランが好きな方が多いので選手目線のサポートや応援をいただけます。
エイドで何回も元気をもらいました!
さっちゃん
攻略し甲斐のあるコース
甲州アルプスオートルートチャレンジはクレーシャ108、オートルート、リリールート、マロニエルートの4つの部門がありますが、いずれも刺激的て攻略し甲斐があります。
経験やスケジュールに合わせて選択出来るのもイイですね!
さっちゃん
特にクレーシャ108はオートルートを12時間以内でクリアした上でマロニエルートを6時間以内でいかねばならない最難関コース!
かずき
我こそは!!という猛者が毎年挑んで跳ね返されてますね😓
2024年大会は出走33名のうち、オートルート突破者が17名。そして、完走者はたったの9名でした😅(※男性7名/女性2名)
今年の女性完走率100%に出来てよかったです😁
さっちゃん
さちの振り返り
さっちゃんはレースの振り返り記録をInstagramに残しています。是非こちらもどうぞ!
備忘録を兼ねて思ったことをそのまま書いています✍
さっちゃん
次のレースはボクの秋の本命レース、FTR100MILE(※さっちゃんは50K)です!制限時間32時間という強烈にハードレースですが、生還目指して頑張ります!
かずき
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
RUNの記録など、Instagramでも随時更新しています。
よかったらInstagram(@kazu.runlog)の方もフォロー宜しくお願いします!
私のInstagram(@runninghigh42.195)も是非宜しくお願いします!!
さっちゃん