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【サイラー/サイ100試走】2020トレニックワールドin彩の国Northコースの試走に行ってきました!

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2020年前半戦の勝負レースとしている『第5回トレニックワールドin彩の国』のコース試走に行ってきました!(だいぶ経過してしまっているが。。。汗)
本レースは関東屈指の難レースかつコースロストしやすいと有名。。。
そのため、事前にコースを走っておくのは絶対必須と思っていたので、行ってきました!
その結果、見事にロストラッシュかつ天気の影響もありで完遂できず途中エスケープしてしまった記録です( ..)φ

かずき

かずき

期待を裏切らないロストラッシュの1日でした(;^_^A
今回がレースだった完全にアウトです(笑)

『トレニックワールドin彩の国』とは?

『NPO法人小江戸大江戸レニックワールド』が主催となっている大会です。2020年で第5回目となります。

本レースは『100マイルの部』と『100kmの部』があり、仲間内でも厳しいレースと評判です(;^_^A
レース難易度を示しやすい完走率を抜粋しますと・・・

開催年100マイル100km
2016年0.00%23.26%
2017年9.03%56.93%
2018年18.94%74.93%
2019年15.5%60.4%
彩の国完走率

会を重ねるごとにレース対策が練られていくモノと思いますが、100マイルの部はまだ20%以下という……((((;゚Д゚))))しかし、厳しいレースとわかっていると挑戦心が煽られるのも事実です(笑)

なぜ完走率が低い?

以下はあくまで私見です。参考までに私自身は2018UTMF2019信越五岳にて100マイルレースは2本完走している身から見ての推測です。

なぜ『トレニックワールドin彩の国』の完走率は低いのか?!

  • 5月開催で暑くなりやすい
  • 累積標高が9,495mもある
  • 制限時間がわりと厳しい

大きく挙げてこの3つが要因となっていると思います。

①5月開催

GWの頃から天候が安定する反面、気温も上昇してきます。『トレニックワールドin彩の国』に使われるお山は比較的低山系が多いです。(せいぜい標高900m程度)

標高が上がらない=日中の気温は上がりやすい

っていうのはもちろんのこと、木に囲まれている道も多いので蒸し暑くなり易くなっていると思います。一方でウルトラトレイルでは当然夜のパートもあり、昼夜で温度差が大きく出てくるというのも難易度を上げているのではないかと思っています。

②累積標高(獲得標高)が10,000m弱

必ずしも『累積標高が大きい=レース難易度が高い』ではありませんが、1つ目安になります。ちなみに、獲得標高とは、上り下りを繰り返すコースの中で、上がった標高分をカウントしていき最終的にどれだけ上がったか、という指標です。
『トレニックワールドin彩の国』の最高点が900mほどなので、いかにジグザグ上り下りが繰り返されているか想像ができます。。。

③制限時間が厳しい

当たり前ですが、制限時間は長い方が余裕があります(笑)
それは、単純に走る時間やスピードだけでなく、エイドにおける休憩時間にも直結します。
当然といえば当然ですが、関門ギリギリになってしまったら補給も休憩も短くせざるを得ません。特に100マイルレースは昼夜跨いでのレースなので、時には適宜仮眠も必要となる場合があります(´Д⊂ヽこのあたりはレース戦略なんかにも影響しますのでしっかり分析したいところです。

具体的にまとめてみました!

せっかくなので、上記①②③を近年日本で開催されている100マイルトレイルランレースを比較してみました!資料はITRA(国際トレイルランニング協会)に掲載されているデータを引用し、私が100マイルに挑戦するようになった2018年以降の大会を参考資料としました。ちなみに、ITRAのデータは大会発表と異なっていることが多いです。

大会名日時距離累積標高制限時間完走率
2018UTMF2018/4/27-29167.4km7,610m+D46時間72.8%
2018彩の国2018/5/19-20174.6km9,760m+D35時間18.9%
2018信越五岳2018/9/15-17164.3km6,420m+D32時間56.4%
2018KOUMI2018/10/7-8187km8,490m+D36時間31.3%
2019UTMF2019/4/26-28165.9km7,620m+D46時間
2019彩の国2019/5/11-12163.2km9,050m+D35時間15.5%
2019ONTAKE2019/7/13164.6km6,200m+D24時間23.2%
2019信越五岳2019/9/14-16160.3km6,570m+D33時間65.0%

※特記事項
①2018KOUMIは台風により一部迂回コース→距離延長
②2018彩の国は現行コースと違いNorthルートが逆まわり
③2018ONTAKE、2019KOUMIは台風の影響により中止
④2019UTMFは降雪により順次短縮レースになったため、完走率は省略

とりあえず、彩の国累積標高完走率の低さがずば抜けてます。。。汗
これを基に
①1kmあたりを基準に獲得する標高=累積標高/距離
②制限時間を基準に1時間あたりに進まなければけない距離=距離/制限時間

というのにスポットを当てて比較してみます。

大会名累積標高/距離距離/制限時間
2018UTMF45.5m+D/km3.64km/h
2018彩の国55.9m+D/km4.99km/h
2018信越五岳39.1m+D/km5.13km/h
2018KOUMI45.4m+D/km5.19km/h
2019UTMF45.9m+D/km3.61km/h
2019彩の国55.5m+D/km4.66km/h
2019ONTAKE37.8m+D/km6.86km/h
2019信越五岳41.0m+D/km4.86km/h

彩の国累積標高/距離が圧倒的に高い……((((;゚Д゚))))
しかも制限時間からみても進まなければいけない距離は比較的長め。。。
よく信越五岳は「走らされるトレイル」なんて称されるけど、それとほぼ同等とは。。。2018彩の国約5km/h=約12分/kmって、不動産屋さんなど、最寄り駅との目安速度と変わらないってことになるような。。。苦笑
つまり、基本は上りがあろうが徒歩ペースより遅くなってはダメってことね。。そりゃー厳しいレースなわけだ(苦笑)

とはいえ、実際にコースを見ないとどう対策していけばいいのか見えてこないので試走に行ったというわけです☆彡もちろん、彩の国を知る仲間が

「試走には絶対行った方がいいっ!!」

って口をそろえて言うってのもありますが……(;^_^A

いざ試走へ!

今回は1周ぐるっと完遂するつもりだったので、大会のスタート地点と同じニューサンピア越生をスタート地点にしました。このギザギザ高低差を見てどんなコースかドキドキしながらスタートします。

スタート前なので元気です☆彡

早々にロスト

最初はニューサンピア越生の遊歩道のプチトレイルを抜けて、そのあとはしばらくロードです。トレイルインする前にトイレに寄れる時は寄ろうとしていたので、最勝寺付近のトイレに寄ったあと、道を勘違いしてそのままロスト。。気付くまでにだいぶ進んでしまい、30分以上のロス。。本番はスタート直後の集団だと思うので問題ないでしょうが、これ本番だったら完全にアカンやつ。。。

トレイルの入り口探しに難航

無事コースに復帰していよいよトレイルイン!!ってハズだったのですが、最初の里山の入り口が民家の脇にあるので、間違えてるんじゃないかと疑心暗鬼に。。。
あーでもない、こーでもない彷徨っていたら、地元の方が気にしてくれて道を教えてくれました!!似たような恰好=トレイルランナーが同じようにフラフラ迷ってるんだとか。。。苦笑
トレラン入る前にこんなに苦労したのは初めてです(笑)

かずき

かずき

試走に来た方が同じように彷徨っているのを聞いて少しホッとしてしまったけど、事前の情報収集不足が招いた結果なので反省です。。

2020.6.1追記)通行禁止コースの案内があります

公式HPにノースコースの山の取り付き(民家の敷地)が通行禁止になる案内がありました。
試走など、間違えないように注意しましょう!!

まさかの雪!!

トレイルインしてからはしばらく順調でしたが、天気がイイ割には所々に雪の跡。。
滑らないように気を付けて進みます(;^_^A

所々に雪の跡!!
大築山山頂

道中所々に「TW」のマーキングがありました。
レース当日のマーキングはこれより大きいことを願う(;^_^A

A1:飯盛峠(レース13km地点)

ロストしまくったので、想定よりだいぶ時間がかかりました(;^_^A
むしろ、実走時間がわからなくなっていたので、この時点で全部の試走は難しいように感じてきました。。。汗

風も強くて、止まると少し寒かったです(;^_^A

A2:堂平キャンプ場(レース23.3km地点)を目指す!

飯盛峠でしっかり補給食を摂り、リスタート!しばらく奥武蔵特有のギザギザ感を味わいます(;^_^A

天気は良かったのですが、さすがに風があって標高800m超では止まるとちと寒かったですね(;^_^A
基本ボクは寒さには強いタイプなので、動き回っていれば問題なかったですが、相方の方は超寒かったと。。。今回みたいな日が大会だと結構防寒対策はした方がイイかもしれません。

かずき

かずき

私自身は寒さに強めな分、その代わり暑さに弱いです。。
このへんは個人差が大きいので、自分自身に合ったウェアリングが大切ですね!

ちなみに、標高1,000m上がると気温は約6.5℃下がるそうです。
つまり、標高100m上がって約0.6℃下がる、ですね。

飯盛山
ここは結構寒かった!
ここにトイレあります
慎重に行かなきゃならないトコロも!

寒いときはいつも以上にエネルギーを消費しますので、道中でしっかり補給します☆彡

オレは摂取す
オレも摂取す

『オレは摂取す』について気になった方は是非こちらもご確認ください☆彡

ちなみに、堂平キャンプ場付近に到着した頃は見事に雪が吹っ飛んでました(;^_^A(空は明るかったですよ!)
堂平山のピーク踏んで、一目散に次を目指しますε≡≡ヘ( ´Д`)ノ(むしろ、寒さから逃げます。笑)

エイドはこの付近

堂平山→笠山

先ほどの写真の白石峠以降、所々で『外秩父七峰縦走ハイキングコース』の看板があり、『笠山』付近まではそれをなぞっていたことをブログを書きながら確認。。。(完全に予習不足!!)ちなみに、途中から雪は少なくなり、まさに1つの山を境に天候が違う感じ!!

レース本番はピークを踏まないのですが、分岐からすぐ着くので寄り道(笑)

笠山の西峰からはしばらく下りで1度林道に出ます。林道に出たら『外秩父七峰縦走ハイキングコース』から別れを告げて、里山に進みます。高低図の下りを見ると笠山以降は「すっげぇ急なのか?!」と思っていましたが、気持ちよく走れるパートだったので、むしろ飛ばし過ぎ注意な気がしてます。。

小川町までエスケープ!

1度山を下りて、また里山にトレイルインなのですが、ここでもまたもやロスト。。。日も暮れかけてきていて、このペースだとゴールが21時とかになりそうな気配を感じます。。この先の冷え込みを考慮すると大変なことになりそうな気配がしてきたので、ここで今回はエスケープを決意!(ボクはきっと大丈夫でしたが、相方がね。。。笑)
次のトレイルの入り口だけしっかり確認して『小川町駅』まで走り、電車で越生駅まで戻ることにしました。

ココもみんな入口探しで迷うスポットらしい。。。

ちなみに『小川町駅』への道を示す看板はあったけど、GoogleMAPによると約6kmありました(笑)

ボーナスステージ(笑):越生駅→ニューサンピア越生

無事電車で越生駅までは帰ってきましたが、スタート地点のニューサンピア越生まではロードで約4kmほど。久々のナイトRUNはロードでやりましたとさ(笑)

まとめ?

当初の目的はレース本番のイメージを湧かせることでしたが、Northコースの核心部にまで到達していないので、全くもってそんなことは出来ず。。。
唯一の収穫はTOTAL50km動き回っても筋肉痛が出なかった、ということぐらいですかね(;^_^A幸い大会本チャンまでにはだいぶ時間もあるので、またどっかでリベンジ試走をしてしっかり走り切ろうと思います。

ゴール後にもしっかり摂取す!
かずき

かずき

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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注意:2020年大会は2019年大会からコース変更があります!

大会HPに掲載がありました。今回エスケープした先のNorth核心部です。なおのこと、もう1回しっかり試走をしなきゃってなりました(;^_^A果たしてリベンジマッチはいつに?!

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